光琉はベッドサイドの明かりをつけて、身体を起こした。
「紫。それはどういうことだ?身体の具合でも悪いのか?」
どうして、そういう考えにしかならないんでしょうね。
「わかった。マリッジブルーってやつだろ?」
「それって、結婚を決めてからなるやつだよ。まだ、結婚するって決めてないのになるはずないじゃん」
光琉はじっと私を見つめると私の身体を抱き起こした。
「なに?」
「どうして、結婚しない?今だって結婚しているようなものだろ?同棲しているんだ。何がいやなんだ?」
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