「クリスマスってあるじゃん?」
羽生は観念して話し始めた。
「…あるね」
「あとバレンタインとか、ホワイトデーとかハロウィンとか。」
「イベント?ってこと?」
葉月の質問に、羽生は頷いた。
「付き合ってるとそういうの大事って思わない?」
「クリスマスと、バレンタインは…大事かな。」
葉月は想像して言った。
「俺、料理人として生きてくって決めてるから、そういうイベントの時って店で働いてて絶対一緒に過ごせないんだよね。ひとによっては誕生日が店の繁忙期かもしれないし…」
「………」
「そういう時に仕事より彼女を優先したいとも思えないんだ。」
「………」
「でも大事に思ってないわけじゃないから、店が終わってから一緒に過ごせばいいかなって思ってて。」
「だから結婚?」
「遅い時間になっても家で会えるじゃん?」
「なにその理由ー!」
葉月は思わず笑ってしまった。
「やっぱくだらないよな。」
葉月は首を横に振る。
「ちがうよ、気の遣い方が羽生くんらしくて。結婚まで料理絡みで決めようとしてるって、どんだけ料理好きなの!?」
「………」
「そんな理由なら、結婚なんてしなくたって…イベントなんてなくたって私は大丈夫だけど…?」
「あともう一つ。」
「………」
羽生は観念して話し始めた。
「…あるね」
「あとバレンタインとか、ホワイトデーとかハロウィンとか。」
「イベント?ってこと?」
葉月の質問に、羽生は頷いた。
「付き合ってるとそういうの大事って思わない?」
「クリスマスと、バレンタインは…大事かな。」
葉月は想像して言った。
「俺、料理人として生きてくって決めてるから、そういうイベントの時って店で働いてて絶対一緒に過ごせないんだよね。ひとによっては誕生日が店の繁忙期かもしれないし…」
「………」
「そういう時に仕事より彼女を優先したいとも思えないんだ。」
「………」
「でも大事に思ってないわけじゃないから、店が終わってから一緒に過ごせばいいかなって思ってて。」
「だから結婚?」
「遅い時間になっても家で会えるじゃん?」
「なにその理由ー!」
葉月は思わず笑ってしまった。
「やっぱくだらないよな。」
葉月は首を横に振る。
「ちがうよ、気の遣い方が羽生くんらしくて。結婚まで料理絡みで決めようとしてるって、どんだけ料理好きなの!?」
「………」
「そんな理由なら、結婚なんてしなくたって…イベントなんてなくたって私は大丈夫だけど…?」
「あともう一つ。」
「………」