月曜日
「…昨日、カフェのバイトだった?」
葉月が羽生に聞いた。
「さあ?」
「………」
羽生が否定しないことで、昨日カフェで働いていたことと葉月たちがカフェにいたのに気づいていたことを察する。
(羽生くんのことだし、あえて触れないでいてくれてるんだろうな…)
「なんでハチ?」
「え?」
「LIMEのスタンプ。」
そんな質問をされるとは思わなかった。
「8がラッキーナンバーだから、ハチのモチーフとかイラストも好きなの。かわいいのもリアルなのも好きだよ。」
「へぇ。…荻田って8月生まれ?」
「え?なんでわかったの?」
「なんでって…名前が—」
「葉月」
羽生が急に名前を口にしたので、不意を突かれたように葉月の心臓が跳ねた。
「え、あ…う、うん、そう…8月の昔の言い方…よく知ってるね…」
(名前言われたくらいで何動揺してるの私…)
「…前にロゴのラクガキの感想言ってくれたときにも思ったけど、羽生くんていろんなことよく知ってるね。マニッシュとか…フランスっぽい文字の雰囲気とか…」
「言葉とか空気感とかは、料理のネーミングとか雰囲気作りに役に立つから覚えるようにしてる。」
「そこも料理?」
葉月は笑った。
「…昨日、カフェのバイトだった?」
葉月が羽生に聞いた。
「さあ?」
「………」
羽生が否定しないことで、昨日カフェで働いていたことと葉月たちがカフェにいたのに気づいていたことを察する。
(羽生くんのことだし、あえて触れないでいてくれてるんだろうな…)
「なんでハチ?」
「え?」
「LIMEのスタンプ。」
そんな質問をされるとは思わなかった。
「8がラッキーナンバーだから、ハチのモチーフとかイラストも好きなの。かわいいのもリアルなのも好きだよ。」
「へぇ。…荻田って8月生まれ?」
「え?なんでわかったの?」
「なんでって…名前が—」
「葉月」
羽生が急に名前を口にしたので、不意を突かれたように葉月の心臓が跳ねた。
「え、あ…う、うん、そう…8月の昔の言い方…よく知ってるね…」
(名前言われたくらいで何動揺してるの私…)
「…前にロゴのラクガキの感想言ってくれたときにも思ったけど、羽生くんていろんなことよく知ってるね。マニッシュとか…フランスっぽい文字の雰囲気とか…」
「言葉とか空気感とかは、料理のネーミングとか雰囲気作りに役に立つから覚えるようにしてる。」
「そこも料理?」
葉月は笑った。