この二つが重なって、私たちは足早に遊園地を後にする。まさかの「お化け屋敷のみ」という散々なデートになってしまったのは……言うまでもない。
そして、逃げるように遊園地から脱出して、帰りの電車を待つ間――
声宮くんは、私の横で大笑いしていた。
「ぶぁはっはっは!お化け屋敷のセット壊して怒られる奴、見た事ねー!!」
「わ、笑わないでよ……っ!それに壊してない、倒しただけ!も、申し訳なく思ってるし、恥ずかしかったんだから……っ」
「はっは……あ~もうダメ、ちょっとタイム」
そう言って、ふらりとどこかへ行く声宮くん。え、あれ?ちょっと、電車そろそろ来ちゃうよ?
だけど声宮くんは、そんな事はお構いなし。どんどんと駅のホームの中を移動して、最後には見えなくなってしまった。
そして、逃げるように遊園地から脱出して、帰りの電車を待つ間――
声宮くんは、私の横で大笑いしていた。
「ぶぁはっはっは!お化け屋敷のセット壊して怒られる奴、見た事ねー!!」
「わ、笑わないでよ……っ!それに壊してない、倒しただけ!も、申し訳なく思ってるし、恥ずかしかったんだから……っ」
「はっは……あ~もうダメ、ちょっとタイム」
そう言って、ふらりとどこかへ行く声宮くん。え、あれ?ちょっと、電車そろそろ来ちゃうよ?
だけど声宮くんは、そんな事はお構いなし。どんどんと駅のホームの中を移動して、最後には見えなくなってしまった。