『そっ、そ、そんなわけないでしょう!?』
「そうなの……わたくしてっきりそうなのかと」
『おぉ、すげぇ!トニトルスの電撃に耐えられる人間がこの世にいるなんて」
イグニスが興奮気味に声を上げる。
トニトルスは珍しく吃っているが、どうやらイグニスに長年の片思い中のようだ。
しかし全く気にしていないイグニスを見ると、トニトルスは苦労しているようだ。
ニタリと笑うマティルダにトニトルスは黙っていろと言わんばかりに頭を突いているとベンジャミンがトニトルスをマティルダから引き剥がす。
トニトルスが暴れるせいでバサリと紫色の羽根が部屋の中を舞った。
「こら、トニトルス……マティルダをいじめたら怒るよ」
『わかってるわよ!』
「マティルダ、大丈夫か?」
「はい、ありがとうございます。ベンジャミン様」
『それにしてもまさかベンジャミンと暮らしていて、こうしてまた会えるとは……驚きだな』
イグニスはマティルダの頭に止まる。
トニトルスと違って、小鳥なので重みを感じない。
ベンジャミンがトニトルスを宥めながら納得したように呟いた。
「そうなの……わたくしてっきりそうなのかと」
『おぉ、すげぇ!トニトルスの電撃に耐えられる人間がこの世にいるなんて」
イグニスが興奮気味に声を上げる。
トニトルスは珍しく吃っているが、どうやらイグニスに長年の片思い中のようだ。
しかし全く気にしていないイグニスを見ると、トニトルスは苦労しているようだ。
ニタリと笑うマティルダにトニトルスは黙っていろと言わんばかりに頭を突いているとベンジャミンがトニトルスをマティルダから引き剥がす。
トニトルスが暴れるせいでバサリと紫色の羽根が部屋の中を舞った。
「こら、トニトルス……マティルダをいじめたら怒るよ」
『わかってるわよ!』
「マティルダ、大丈夫か?」
「はい、ありがとうございます。ベンジャミン様」
『それにしてもまさかベンジャミンと暮らしていて、こうしてまた会えるとは……驚きだな』
イグニスはマティルダの頭に止まる。
トニトルスと違って、小鳥なので重みを感じない。
ベンジャミンがトニトルスを宥めながら納得したように呟いた。