『うじうじ悩んでないで、さっさと本人に確認した方がいいんじゃないかしら?』
「うーん……なにがあったのかしら」
『本人に聞いてみるのが一番よ?』
「トニトルス、いつもありがとう」
『はいはい、もう本当に人が良すぎて嫌になっちゃうわ』
トニトルスは友人のようにマティルダの話を聞きつつ悩み相談に乗ってくれているが、大体は『見ていてイライラするのよ…!さっさと本人に伝えなさい』と頭を突かれて終わる。
しかしいざとなった時は背中を押してくれる姉御のような面倒見のいい鳥である。
もうすぐ魔力が切れそうという時にマティルダは手を離した。
「今日はこのくらいでいいかしら?」
『ふぅ……ごちそうさま』
「スッキリしたわ」
『アタシもアンタのおかげでもうすぐ力も溜まって元の姿に戻れそうだし、やっとアイツを連れ返せるわ……ウフフ』
「???」
『アタシは満腹になったし、ベンジャミンももうすぐ帰ってくるみたいだから行くわね』
怪しく笑いつつ羽根を嘴で整えている姿を横目で見ながらマティルダは窓を開けて考えていた。
開けた窓の枠にやってきたトニトルスは再び『ありがとね~』と言って、キラキラの薄紫色の羽根を広げた飛び立って行った。
「うーん……なにがあったのかしら」
『本人に聞いてみるのが一番よ?』
「トニトルス、いつもありがとう」
『はいはい、もう本当に人が良すぎて嫌になっちゃうわ』
トニトルスは友人のようにマティルダの話を聞きつつ悩み相談に乗ってくれているが、大体は『見ていてイライラするのよ…!さっさと本人に伝えなさい』と頭を突かれて終わる。
しかしいざとなった時は背中を押してくれる姉御のような面倒見のいい鳥である。
もうすぐ魔力が切れそうという時にマティルダは手を離した。
「今日はこのくらいでいいかしら?」
『ふぅ……ごちそうさま』
「スッキリしたわ」
『アタシもアンタのおかげでもうすぐ力も溜まって元の姿に戻れそうだし、やっとアイツを連れ返せるわ……ウフフ』
「???」
『アタシは満腹になったし、ベンジャミンももうすぐ帰ってくるみたいだから行くわね』
怪しく笑いつつ羽根を嘴で整えている姿を横目で見ながらマティルダは窓を開けて考えていた。
開けた窓の枠にやってきたトニトルスは再び『ありがとね~』と言って、キラキラの薄紫色の羽根を広げた飛び立って行った。