また今日も憂鬱な朝を迎えた。

ーー『いつも思うけど、クラスの雰囲気暗くしないでくれるかな? あんたがいるだけで目障りなんだけど!』

あれから、2週間が経過したけど、クラスメイトから言われた言葉が今もなお頭にこびり付いて離れない。

学校に行きたくなくて、親に「休みたい」と言ったけれど、「そんなのは自分に甘えてるだけだ!」とお父さんからきつく怒られてしまい、渋々学校に向かった。

……なんにも知らないくせに。

場面緘黙症のこともなに1つ分かってないくせに。

“学校に行くのは当たり前”

そもそも学校自体が嫌いなのに、学校に行くのが当然だと両親からの押し付けがさらに自分を追い込んでしまう。

それに、学校での出来事なんて両親に話せる訳がない。

伝えたところで、私が話さないことを責められてしまうのは目に見えてるから、言わないようにしている。

家も学校も私の居場所なんてどこにもないような気がした。

なんの為に学校に行っているのか、ますます分からなくなってきた。