「ロザリア、今日は俺を一番に考えて」

 切なそうに揺れる夜空の瞳を見たら、もう抗うなんてできなかった。
 返事の代わりに触れるだけの口づけをする。まだ慣れなくてこんなキスしかできないけど、これが私の精一杯だ。

 私の愛しい番は極上のとろけるような微笑みを浮かべて、噛み付くようなキスで私を貪った。