ほの暗い部屋の中、二人の男が立っている。
一人は、二十歳前後と思われる男。
もう一人は、70代の半ば位の、おじいさんである。
若い男は、私服だろうか、とてもラフな格好であるが、銃をおじいさんに向けて構えている。
おじいさんの方はとても清潔とは言えない格好である。
若い男が口を開く……
「頼みますから、おじいさん。そこをどいて下さい。」
「嫌じゃ、私は絶対にどかんからな!!」
そう言うと、おじいさんは、ひざまずき
何かをしっかりと抱きしめた。
微かな電球に照らされたその姿は
7歳位の男の子のようだ。
一人は、二十歳前後と思われる男。
もう一人は、70代の半ば位の、おじいさんである。
若い男は、私服だろうか、とてもラフな格好であるが、銃をおじいさんに向けて構えている。
おじいさんの方はとても清潔とは言えない格好である。
若い男が口を開く……
「頼みますから、おじいさん。そこをどいて下さい。」
「嫌じゃ、私は絶対にどかんからな!!」
そう言うと、おじいさんは、ひざまずき
何かをしっかりと抱きしめた。
微かな電球に照らされたその姿は
7歳位の男の子のようだ。