(…またか)
私はひとりでそう思った。そう、ここは病院。大学2年生の私__鈴原秋華は生まれつきの喘息持ちなために、この秋葉総合病院で入退院を繰り返している。だからこの入院も5回目だ。さすがに慣れたとはいえ、病院はやはり緊張感があって気が休まらない。
私は昔から、普通に暮らしたいという叶うか分からない夢がある。でもそんな夢があるから、過去の治療も乗り越えてこられた。でも治っていない以上、この夢はどんどん遠ざかっていた。
ひとりで演劇部のみんなの写真を見ていると、
「こんにちは!君が、鈴原さん?」
と、中性的な声が私を呼んだ。振り返ってみると、そこには1人の医者がいた。スラリと細長い身体で、足も長い。顔も整っていて、ダークブラウンの髪が似合っていた。見る限り高校卒業したばっかりにすら見えた。
「あ、俺は佐々木悠真!秋華ちゃんの担当医だよ!よろしくね〜」
どうやらとても軽い先生なようだ。でも、私の場合はこの先生の方がなんか安心する。
「あ、俺こう見えて26歳だよ?秋華ちゃんとは、6歳差だね!」
私はひとりでそう思った。そう、ここは病院。大学2年生の私__鈴原秋華は生まれつきの喘息持ちなために、この秋葉総合病院で入退院を繰り返している。だからこの入院も5回目だ。さすがに慣れたとはいえ、病院はやはり緊張感があって気が休まらない。
私は昔から、普通に暮らしたいという叶うか分からない夢がある。でもそんな夢があるから、過去の治療も乗り越えてこられた。でも治っていない以上、この夢はどんどん遠ざかっていた。
ひとりで演劇部のみんなの写真を見ていると、
「こんにちは!君が、鈴原さん?」
と、中性的な声が私を呼んだ。振り返ってみると、そこには1人の医者がいた。スラリと細長い身体で、足も長い。顔も整っていて、ダークブラウンの髪が似合っていた。見る限り高校卒業したばっかりにすら見えた。
「あ、俺は佐々木悠真!秋華ちゃんの担当医だよ!よろしくね〜」
どうやらとても軽い先生なようだ。でも、私の場合はこの先生の方がなんか安心する。
「あ、俺こう見えて26歳だよ?秋華ちゃんとは、6歳差だね!」