「もういやなの!!なんでそんなに私にかまうのよ!!もうやめて!!」

普段出さない大声を出したからか、目をまん丸にして驚いていた。

太陽くんはつかむ力は変えないまま、考えこんだ。

私はどうすれば抜け出せるかを考えてずっと腕を振り回していた。

そして、また話した。

「はなして!……はなせ!」