『……』

怯えているひかるをみて何回も謝った。

〈ごめんね〉

でもそれを声にするのは難しくて。

私はいまだに謝れないまま。

昔を思い出してみれば、私はずっとひかるに支えられて生きてきた。

未来の光は、ずっとひかるによってつくられていた。

そう気づけたのは、最近のこと。