『みらい、もうそんなことはやめなよ』

『えっ。』

私にそう言ったきた、ひなたの父・太蔵さんの言葉だった。

不眠症で悩んでいた時からのお医者さんで、ずっと悩みを聞いてくれている先生。

『ひかるちゃんにだって、人生がある。それをお前が邪魔してどうするんだ。しかも思春期が過ぎたであろう今でもやっているっ
てちょっとおかしいぞ。』

私が高校生だったとき。本気で怒られたのが久しぶりで本当に反省した。

これからは絶対にそんなことはしないって約束をした。

ひかるとはまだできていない。

みんなが見張っているところで生きている。

子どもみたいって思われるかもだけど、私にとっては一大事だから。

ひかるに申し訳ない気持ちで、必ず週一回はお見舞いに行くことにしている。

罪滅ぼしだと思っていたけれど、今はもう心配がかっている。