レジの向こう側にいたんだ。


ゆっくりした空気で。


相変わらず瞳は真っすぐに凛としていて。


きっとお気に入りのチョコでも物色してるんだろう。


会った時から君は。


チョコばっかり食べてたから。


俺はほんとは鞄の中に、いつもチョコを隠し持っていたこと、知らないだろう。


君のために。


君の笑顔のために。