去年の冬は君と2人で部屋の中で。
メシを食べたりテレビ見たり。
ゲームしたりプロレスしたり。
キスしたり愛し合ったり。
していた。
君と俺の呼吸が、完全とはいかなくても同じ早さで、同じ深さで。
俺らは、幸せな時間を共有していたんだ。
チンッ!
レンジの鈍い音がして、俺はまた我に帰る。
弁当。
ヤカンのこともあったから、レンジは慎重に開ける。
つーか、別にレンジは熱くないんだけど。
熱いのは弁当でしょ。
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