今日はいい加減ムカつくから、こっちから別れ話をしようかと思ってたくらいだし。


しかしまったくもって時間のムダ。


ため息をついて歩き出した俺は、コンビニに寄って夜メシを買った。

レジの横に備えら付けられている、あったかい飲み物コーナーに自然に手が伸びる。


あったまりたい。


冷たくなった体。
まだこぎざみに震えている指が、温かなコーヒー缶のおかげで緩んでいく。