帰り道、吹雪いていた雪は小降りになっていた。

冬は陽が沈むのが早く、夕方にはもう真っ暗。

ピカピカの星が満天に出ていた。

はぁ、と吐き出す息は白く。
暗闇に映える。

それを見て微笑んだ。




生に伝えた。

また、ごめんな、と謝られたけど哀しくなんかなかった。

いいんだよ。

あたしはやっと振り切れたんだから。