「ナツ」
「ん?」
俺はナツの横に並んで座った。
ナツも座る。
2人、足をブラブラしながら海を眺めていた。
「お前さ、付き合ってる奴とかいる?」
「へ? いやだぁ、何、突然」
「いや、聞いたことなかったし?」
何いってんだ? 俺は!
「ん……いないけど…さ」
ナツは俯いてしまった。
え? 何? 『さ』って?
「あぁ、そなんだ、ふーん」
「……」
「え…っと」
動揺してる俺。
さっきのナツの含みのある答えが、すごくひっかかって。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…