『六花〜、今何してるぅ?』

「うぅーん、特に…?」

『何それ〜』

受話器の向こう側で、豪快に友達が笑う。

懐かしい都会の音をBGMに。

『しかし、六花が帰っちゃってから会社つまらなくなったな〜』

「ごめ…」

『嘘!嘘!冗談だよ〜』

「も〜ぅ」