ナツの背中を眺めながら、ふと思い出した。

「あ〜…」
「…何?」

くるりと俺の方を振り返ったナツ。

「いや、なんでも」
「……」

ナツの怪訝そうな瞳。

そう。

思い出したんだ。

あれだよ。

ナツの背中。