氷をシャクシャク食いながら、俺は考えていた。

どうしても実果に話したいことがあった。

自分でもどうしていいかわからないから、変な風に話を始めてしまって。

なんだか機嫌の悪かった実果を怒らせてしまった。


……こんなこと相談できんのは、実果しかいないんだよな。


必要性をヒシヒシと感じながらも、自分のバカさに情けなくなった。

携帯……

かけてみるかな……。


俺はキレてる実果を想像しながらも、発信ボタンを押した。