はっと気付くと、氷がもうヤバイ感じに傾いてきたので。

あたしは食べることに専念することにした。

勢いよく食べ続けたせいか頭がジンジンして、いつの間にか朔の質問は遥か彼方に葬られていた。

食べたあたしはそのまま家に向かっていたので、携帯が鞄の中で鳴っていることも気付かず。


足早にただ、この暑さから逃れたくて。


真っすぐ、ウチに向かって歩いていた。