「広辞苑なんか、広げて何調べてんだよ〜!?」


思わず、辞書を腕で隠す。


「国語の勉強だよ?俺、頭悪いし、図書室から借りて心機一転頑張らねーと…?」


仁の奴完璧、上から目線だよ!


「なに?今さらですか?」


超ウザイ!


こいつになんか、絶対に茜ちゃんの事なんか相談しねーから!

そんな覚悟を決めた時。


茜ちゃんが、向かってくる!


こんな間近で、ヤバいって!!