「あ、虎汰郎さーーーーん！おはようーございまーーーーーーす」


鮎川くんを見つけると直ぐに大声を出した向陽くん


「おま、声でけーって、あ、久留米」


しかめっ面をしながら左手で耳を塞いでる鮎川くん


「あはは、おはよう！」


私は苦笑いするしか無かった


「姫ちゃん！おはよう〜」

「久留米〜、はやくこーーーい」


など、男子たちが私を呼ぶ声が門からや上からたくさんの場所から聞こえてきた


「今行く〜」


上を向いて島崎くんって男の子に返事をした


島崎くんはブレザーの下にグレーのパーカーを着ていた