しばらく乗り物を堪能したあと、観覧車に乗り込んだ私たち


夜景がすごく綺麗で、私はスマホを取りだし、写真を撮った


夜景と兄も含めて、ね


「姫華…恥ずかしいって」

「私が撮りたいのー」

「あはは、そっか!」


「ちょっ、お兄様動かないでよ。グラグラしてるよ」


「姫華…抱きしめていい?」


私は戸惑ったけど、ポケットにスマホをしまうと、兄を抱きしめた


「お兄様、暖かいね」

「姫華もな、また可愛くなったろ?」

「お兄様こそ、かっこよくなったでしょ?というかお兄様は今何してるの?大学?社会人?」


久しぶりにあった兄は私服を着ていた