「あ、ジェットコースター乗りたいな!」

「おぉー、いいぞ。チケット買ってきてやるから待ってろ」

お兄様は私の頭をポンポンと撫でると、回数券が売ってる自販機へ

お兄様は今20歳で、私は誕生日が来る前だから15歳

あの時から私の時間は止まったと思っていたから、今お兄様に逢えてるのがすごく幻のようだった


「買ってきたから、乗るか」

「うん!」



「楽しかった〜、下がる瞬間は心臓バクバクしたけど、急降下しだしたら、恐怖より楽しいが勝ったから、案外楽しめたよ」

「そら、良かった!遊園地来て正解だな」

「ありがとう。お兄様」


何年ぶりかに実の兄にあったけど、優しいところが変わってなくて良かった


夜の観覧車が綺麗らしいから、閉園前に乗ることにした