私、春風ミント。
私立チョコレート学園に通う、中等部一年生!
肩くらいに伸ばしたブラウン色の髪に、名前と同じミント色の瞳が自慢。
今日はバレンタインデー、一日前の日曜日。
チョコレートを作っている。
「はぁ~」
なぜため息をついているのかって?
実は…チョコレート学園の校則に『女子生徒は絶対、男性あてのチョコレートをバレンタインに渡さなければならない』と書いてあるから。
歴代の校長たち(女性)が、バレンタインをきっかけにいい人と結婚することができたからこういう校則があるらしい。
私みたいに、好きな人がいない人もいるのにさぁ。
そんなことを思っていたら、いつの間にかチョコレートが完成していた。
友チョコが三つと…一応、男子あての義理チョコが一つ。
それぞれの友達に合ったチョコレートを作ったから喜んでくれるかな…。
男子あてのチョコレート…どうしよう?
…あっ!
突然頭の中に一人の男子の顔が浮かんだ。
それは学年一のモテ男子、雪城バニラくん。
『透き通った肌にバニラアイスのような色をしたサラサラの髪、美しい空色の瞳…あぁ、かっこいい』
と、クラスの女子が言っていた。
人気だからたくさんの人がチョコレートを渡すはず、大丈夫だね!
大丈夫っていうのは、もう一つの校則が関係している。
もう一つの校則、それは…『チョコレートをもらった男性は、その中に付き合いたい人がいた場合のみホワイトデーにお返し&告白をしなければならない』というのだ。
うかつのチョコレートを渡せないのは、もしかしたら付き合うことになってしまうからだった。
でも心配しないで、学年一のモテ男子が私みたいな平凡女子を好きになるはずがないから。
しかも、一回くらいしか話したことなし。
噂では雪城くん、毎年トラック二台分ものチョコレートをもらっているみたいだからさぁ…ははっ。
ということで雪城くんあてにラッピングし、あとはバレンタインデーを待つだけだった。
だが、この時は知らなかった…バレンタインにチョコレート戦争が起きることをね。
私立チョコレート学園に通う、中等部一年生!
肩くらいに伸ばしたブラウン色の髪に、名前と同じミント色の瞳が自慢。
今日はバレンタインデー、一日前の日曜日。
チョコレートを作っている。
「はぁ~」
なぜため息をついているのかって?
実は…チョコレート学園の校則に『女子生徒は絶対、男性あてのチョコレートをバレンタインに渡さなければならない』と書いてあるから。
歴代の校長たち(女性)が、バレンタインをきっかけにいい人と結婚することができたからこういう校則があるらしい。
私みたいに、好きな人がいない人もいるのにさぁ。
そんなことを思っていたら、いつの間にかチョコレートが完成していた。
友チョコが三つと…一応、男子あての義理チョコが一つ。
それぞれの友達に合ったチョコレートを作ったから喜んでくれるかな…。
男子あてのチョコレート…どうしよう?
…あっ!
突然頭の中に一人の男子の顔が浮かんだ。
それは学年一のモテ男子、雪城バニラくん。
『透き通った肌にバニラアイスのような色をしたサラサラの髪、美しい空色の瞳…あぁ、かっこいい』
と、クラスの女子が言っていた。
人気だからたくさんの人がチョコレートを渡すはず、大丈夫だね!
大丈夫っていうのは、もう一つの校則が関係している。
もう一つの校則、それは…『チョコレートをもらった男性は、その中に付き合いたい人がいた場合のみホワイトデーにお返し&告白をしなければならない』というのだ。
うかつのチョコレートを渡せないのは、もしかしたら付き合うことになってしまうからだった。
でも心配しないで、学年一のモテ男子が私みたいな平凡女子を好きになるはずがないから。
しかも、一回くらいしか話したことなし。
噂では雪城くん、毎年トラック二台分ものチョコレートをもらっているみたいだからさぁ…ははっ。
ということで雪城くんあてにラッピングし、あとはバレンタインデーを待つだけだった。
だが、この時は知らなかった…バレンタインにチョコレート戦争が起きることをね。