「大丈夫、大丈夫。これからはなんでも言って。


俺たち彼カノでしょ。今度は、ハーブ系とかルイボスティーの種類がたくさんあるお店に行こうね」


先輩はニコッと華やかに笑ってくれた。


「はい、また今度行きたいです」


「よかった。これからはなんでも遠慮しないで、苦手なものは苦手って言ってくれていいからね。


俺はこれからみくちゃんのことをたくさん知っていきたいし。


何が好きで何がキライとか。食べ物飲み物に限らず、いろいろなことで」


「……朝陽くん優しい」


眉毛がへにゃっと垂れて、本音がこぼれる。