「おいしい~!」


思わず敬語も忘れて声をあげてしまった。


急いで口元を手で押さえる。


「いいよ、いいよ。ちょっと大きめの声なんて気にしないで。


それよりも俺は、みくちゃんの『おいしい~!』が聞けたことがうれしいし、みくちゃんのキラキラした可愛い笑顔が見れたからね~。とっても満足」


そう言って先輩は、フレンチトーストをぱくりと食べた。


「うーん、やっぱりおいしいね~」