「う、うん」


朝陽くんが家にいるのはうれしいけど……。


あたしは全然べつのことを考えていた。


幼なじみっていうことは、茉由ちゃんもすっごいお金持ちなのかな?


あたしひとり庶民でも大丈夫かなぁ。


なんか心配になってきた。


広いお庭を抜けて、玄関の前に立つ。