「なんだろう? みくにも用事の内容を言ってないんだ」


茉由ちゃんがあごに手を当てながら聞いてきた。


「うん、内容までは知らない。っていうか、先輩のメッセージに書いてなかったから」


「そっかぁ、でも朝陽くんはそうゆーの、割とはっきり言うタイプだと思うんだけどなぁ」


おかしいな、っていう感じで茉由ちゃんが首を斜めに傾けた。