夜王の城に着いた魔王とKAI、美幸は魔王の妻と合流した。

暫くすると、謙一とミオがやって来た。


「?!!!!」


謙一は言葉にならない驚きを表した。


「けっ、謙一君?!」


美幸も驚きを隠せない様子だ。


「美幸と謙一は同じ学校だったな…」


KAIが目を細めて呟いた。


「謙一。美幸はKAIに任せる。身の回りの世話は直ぐ使いをやるからュックリしていなさい。」


魔王達は暗闇に消えていった。


「美幸ちゃん…」


謙一は美幸に目線を向けて何ともいえない顔をしている。

「謙一、美幸は私の婚約者だ。その為には…18になった時に魔界へ帰って来なくてはならなかった。」


「そうだったんだ…」