アイツとは、キオの事か…────
謙一はボンヤリと魔王を見据えた。
「お前の素性はまだキオは知らないのだろう…」
「えぇ。」
「そのうち、教えてやれ。」
「はい…」
「KAIょ…謙一を部屋へ案内してくれ。」
「はい。」
魔王はそう言うとスッと音もなく消えた。
魔界最強の座─────
歳はいくつかわからないが、凄く威圧感がある。
しかし、安堵感も別の所から伝わる。
それは、魔王が想う自分の子供への気持ちであろう──────
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…