「あ〜、またヤッチャッタね〜。」

SHIDOが呟いた。


「あの男の魂は是非食べたいね〜!早く死なないかな〜」


「死んでも良い人間はいないよ、SHIDO…」


「謙一はお人好しだよー!もっと厳しくみなきゃ!悪人の魂は本当に美味しいんだよ!」


「わかった、わかった。」

謙一は右手を挙げ、SHIDOの言葉を制した。


「謙一…来ていたのか。」

「KAI…あぁ。無理矢理な。」


謙一はSHIDOの方を見て呟いた。


「父上の所へ行こう。話したいみたいだ。」


KAIが目を閉じて言った。


「…あぁ…」


SHIDOがニヤリと笑ったのを見逃さなかった謙一。


「はめたな?」


「いんや!何の事?僕はまた人間を観察するよ。」


謙一は仕方ないという顔をして、KAIの後に続いた。