"誠はもう寝てるかな…軽くカップ麺でも食べて寝よう…"
直子は自室に行き、風呂に入る準備をした。
誠とは部屋が別だ。
直子の帰りが遅い為、いつの間にか別々に寝る様になっていた。
「直子?帰ったのか?」
「あっ、うん。ごめん、起こしちゃった?」
「いや。明日は休みになったから、さっき布団に入ったんだ。」
「そっか。」
少し気まづさを感じながら風呂場に向かう直子。
誠は直子が風呂に入ったのを確認すると、リビングのソファーに腰を降ろした。
目の前のガラス製のテーブルの上には直子の携帯が置いてある。
直子は帰宅すると、癖なのかガラステーブルに携帯を置くのだ。