「乃愛は選らばれし者…人間という形で産まれたがな。しかし、魔界には必要な人物だ。」
「わかっている。」
「では、何故人間界にまだ居る?」
「私は両親に悲しい思いをさせたくないんです…せめて…両親が…先に逝ってからで……」
涙を瞳に浮かべ、乃愛がKAIに願った。
「人間は変に固執する。キオ…乃愛が次また死に至る様な事があれば、魔界へ迎える。」
「わかった…」
「乃愛も…自分の身は守れ。」
「はい…」
KAIは乃愛の返事を聞くと姿を消した。
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