その夜、白虎はLINEで芹奈に謝ることに
した。

白虎は、(天宮君と付き合ってること伝えてなくてごめんなさい。芹奈のこと、傷つけちゃってごめんなさい。)と打ち、送信した。

芹奈から既読はすぐつくが、応答がない。

白虎はもう寝ようと布団に入った瞬間、
携帯電話が鳴った。

芹奈からだった。

白虎「もしもし、芹奈?」

芹奈「うん、私」

白虎 「LINE見てくれたかな?
   ごめんね、今まで黙ってて
   芹奈傷つけちゃったし」

芹奈 「気にしてないからいいよ。
   それより、夏休み、ちょっとお茶
   しない?」

白虎 「えっ、いいの!
   芹奈とお茶したい!」

芹奈は心の中でしめしめと悪巧みを
練り始めた。

芹奈 「8月17日 12:00に錦糸町駅北口の
    スタバに集合ね」

白虎 「うん、楽しみにしてる」

芹奈は白虎とLINE通話を終えると
不自然な高笑いを発した。