「高木さんは、隣の部屋にいらっしゃいますよ」 良かった…レイ、生きてたんだ… 良かった… レイに会いたい。 会いたいよ… でもあたしの足はギブスで固定されている。 もう、こんなのいいからっ! あたしは足を引きずりながら、レイに会いに行った。 ガラッ 「レイっ!…あっ」 そこにいたのは… かおりだった。 「りい…」 「かおり……レイは、大丈夫なの?」 するとかおりは小さく首を振った。