「んで…これ、お前に手紙書いてた」 手紙……? あたしに? 「じゃあ…俺、帰るな。お前は一緒にいてやれよ」 そして平井は出て行った。 「レイ…」 もう、名前を呼ぶことしかできない。 レイが死んだのは、あたしのせいなんだよ。 あたしが… あのとき死ねば良かったのに… それをレイがかばってくれた。 あたし…何で生きてんの? 死んじゃえばいいのに。