「もしもーしっ!」



「……佐倉!?……高木が…高木が…」



「ちょっ、平井?…何レイがどうしたの!?」



「今、急に意識がなくなって……とにかく早く来いっ!!」



意識がなくなった…?



ヤバいじゃん。




レイ…お願いだから…


お願いだから死なないでよ。



あたしを置いていかないでよ。




必ず…生きていてっ!




あたしは走った。





レイのもとへ。




息を切らしながら、病院に駆け込んだ。


「レイっ!!」