翌朝の早朝。



あたしは朝早く起きていた。



今日はレイにお弁当を届けるために。



どんな顔するのかなあ。



あたしが料理するなんてって、言うのかなあ。



本当、レイに会うのが楽しみ。








そして1時間後、作り終わった。



レイのために栄養たっぷりの中身にした。



早く届けよう、そう思って玄関を出ようとしたとき、電話が鳴った。






「もしもし?」




「……」




声が何も聞こえない。


イタ電?