しばらくして、目的地にはまだまだの場所で聖司くんが「あ、一旦止めてください」と車を停めた。
そこはコンビニの前。
足早にその中へ向かう聖司くんの背中をぼんやりと眺めながら思う。
聖司くんて……イケメンだな。
いや、分かってた。分かってたけど。
私服姿で、通りすがりの他の人と比べちゃうとそれがさらに際立つ。
Tシャツにデニムだけでなんであんなオシャレに見えるの?
ほら、女の店員さんめっちゃ前髪直す。めっちゃ上目遣いする。手元がおぼつかなくて商品落としちゃう。
これがおばあちゃんが言ってた罪な男ってやつか…
そして颯爽と戻ってきた罪な男は、袋の中からカフェラテを取り出して私に手渡してくれる。
「他になに買ったの?」
「…手土産もないと失礼なので」
聖司くんはそれだけ言ってシートベルトを閉め、運転手さんに「出してください」と言った。
そこはコンビニの前。
足早にその中へ向かう聖司くんの背中をぼんやりと眺めながら思う。
聖司くんて……イケメンだな。
いや、分かってた。分かってたけど。
私服姿で、通りすがりの他の人と比べちゃうとそれがさらに際立つ。
Tシャツにデニムだけでなんであんなオシャレに見えるの?
ほら、女の店員さんめっちゃ前髪直す。めっちゃ上目遣いする。手元がおぼつかなくて商品落としちゃう。
これがおばあちゃんが言ってた罪な男ってやつか…
そして颯爽と戻ってきた罪な男は、袋の中からカフェラテを取り出して私に手渡してくれる。
「他になに買ったの?」
「…手土産もないと失礼なので」
聖司くんはそれだけ言ってシートベルトを閉め、運転手さんに「出してください」と言った。