「〜〜〜っ、どいて!!」


私は恥ずかしさに顔をまた熱くさせながら聖司くんの胸を押す。


「え?未成年だと何が駄目なんですか?お嬢様?」



なんてわざとらしい顔なんだ…!

この人自分がイケメンでどうすれば女の子がドキドキしちゃうかわかってるんだ!!

こんな執事が学年トップ執事だなんて…うちの学校大丈夫ですかっ!?


「なんでもない!!いいからどいてよぉ〜っ」


聖司くんは満足したのか、私の上からどいてソファに座り直した。

私は大きく息を吐いてぐったりする。

うぅ…この、ドS執事めぇ…!!