「よし。俺らもいくか!」 ユウも立ち上がる。 「うん。」 と、頷くと、ユウの後ろを着いていった。 ライブハウス内に流れていたBGMが鳴り止み、照明が消える。 それは、ライブ始まりの合図のようなもの。 ざわざわしていた場内が一気に静かになる。 ステージがブルーの照明だけで照らされ、たちこめたスモークが幻想的な雰囲気をかもし出す。 その光の先へ、あたしたちは歩いていった・・・。