「おはよう。なんだか久しぶりだねぇ。」


先に声をかけてきたのはエミ。


あたしは早速本題に入った。


「おはよう。エミさ、あたし相談したいことがあるんだよね。このミーティング終わったあと、話せない?」



今すぐ聞いて欲しいが、まわりにサークルの人たちがいるこの場で話すのは気まずい。



「マジでっ。すぐ聞いてあげたいんだけど、次の授業サボるわけにいかないんだよねぇ…」



そう言うと、すまなそうにあたしを見上げた。



「そっか…じゃあ、次のライブの時までにいつか時間取れないかな?」