家に着いたのは日付が変わる少し手前で、あたしは帰るとすぐに湯船につかった。 バンドはもうほぼ完璧。 あとは、ユウのことだけ。 ライブ後には恐らく打ち上げするだろうし、その時にでも告白してしまおうか。 告白に自信はないけれど、もうあたしの心だけにとめておけるかどうかわからなかった。 ユウへの想いがあふれすぎていた。