「おはよ。」
部室の扉を開ける。
ユウだけかと思い、ドキドキしながら開けたが、珍しくシノブも来ていた。
ユウのことばかり考えていたので、少し拍子抜けした。
「おー、れん。早く始めようぜ。」
「あっ。だねぇ。」
シノブを見ると、あたしのバンド魂が再び蘇った。
あたし、バンドやるためにここ来たのに。
でも、ユウの顔を見て平常心でいられる自信はなく、なるべくユウと目が合わないように機材の準備を始めた。
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