「う~ん・・・。」
しばらく愛子は黙ったまま。
やっと誰かにこの気持ちを伝えたことで、気持ちが少し軽くなったような気がした。
「ユウってあの人かぁ・・・。私だったら、高明くんのほうがいい気がする・・・。」
「えっ?」
「だって、れんと一緒にいるとこ想像したらお似合いなのは高明くんなんだもん。」
感情抜きにしての話かよっ。と思いつつ愛子の話も参考にさせてもらった。
だけどあたしの中で腑に落ちない。
「そうかなぁ。」
「絶対お似合い!!」
悪い気はしないが、それだけでやっぱり高明くんが好きだとは思えない。
「そっかぁ。ありがと。相談に乗ってくれて。」
愛子に御礼を言うと、黒板の内容をルーズリーフにまとめた。
…高明くんとのほうがお似合いなのかぁ。
ユウとはお似合いじゃないのかぁ…