そっと顔を出し、屋上を除くと昨日と全く同じメンバーが揃っていて、みんな制服を着ていた。
ただ、年上の獅子堂さんだけは見当たらない。
「柚月。お前、無理やり連れてきたんじゃないんだろうな」
後ろで見渡していると柴崎くんの声が聞こえた。
ードキン。
「もー。兄さん、まだそんなこと言ってるの?ちゃんと合意の上で着いてきてるよ!ね?」
いや……ね、って。柴崎くんの言う通り無理やり連れてこられたんですけど……。
そう言いたいけど柚月の笑顔が怖くてこの場は何も言わず、頷いた。
「はぁ……じゃあ皇、こっちに来い」
「……へ?」
柴崎くんに名前を呼ばれてびっくりする。
オマケに私を見て、自分の隣に座れと言うのだ。びっくりしすぎて何も出来ない。
「柚琉?お前、何言ってんだ?大丈夫か?」
びっくりしていると碓氷くん……だっけ?
が怪訝そうに尋ねる。