柚琉は振り返りそっと私の頬にキスをする。



「そうだね。また今度」



お預けになったのは寂しいけれど柚琉とはこれからもずっと一緒にいられる。だから急ぐ必要もない。



「はぁー……俺の彼女可愛すぎ」


「へ?」



ため息をつきながらぎゅっと抱きしめる。


柚琉の腕が暖かくて心地よい。このまま、時間が止まってしまえばいいのに……なんて思った。



「大好きだよ」


「ん、俺も」



柚琉との幸せな時間がいつまでも続きますように。


そう願いながら私は柚琉と笑い合った。